Sidecarで接続したiPadは、いつも横向きの画面にしかなりません。
「たてモニ」は、そのiPadを 縦長のサブモニター(サブディスプレイ) として使えるようにする、Mac用の無料アプリです。
メニューバーに常駐して、メニューから「縦」を選ぶだけで使えます。
- Sidecarでつないだ iPadが横向きのままで、縦にならない
- iPadを縦置きのサブモニター/サブディスプレイとして使いたい
- Macの画面を iPadに縦向きで表示したい
- Sidecarの画面を回転させる方法を探している
- SNSのタイムラインやチャット、縦書きの資料を縦長の画面で読みたい
- Mac用の無料のサブディスプレイアプリを探している
このアプリは、そのためのものです。完全無料・MIT Licenseです。
大きな文字で、順番どおりに進めるだけでインストールできるように書いてあります。「ウイルスでは?」という警告が出る理由も、先に説明しています。
Assets の中の tatemoni.app.zip を落として、解凍してできた たてモニ.app を「アプリケーション」フォルダに入れるだけです。
初めて開くとき「Appleで確認できないため開けません」という警告が出ることがあります。これはウイルスではなく、個人が無料で配っているアプリによくあることです。対処は「初回に警告が出たとき」を見てください。
やっていることはシンプルです。
- 縦長の「仮想ディスプレイ(器)」を1枚こしらえる
- 器の中身を画面キャプチャで撮る
- 撮った映像を90度倒して、iPadの画面の上に、枠なし・最前面の真っ黒い窓として貼り付ける
つまり、画面そのものを回転させているのではなく、回した絵を描いて見せている、というのが仕組みです。
そのため、次の2点は仕組み上どうしても直せません。
- システム設定の「ディスプレイ」の一覧に、画面が1つ多く見えます(仮想ディスプレイの分)
- iPadの画面を直接指で触っても反応しません(あくまで映像です)
普段使いには支障ありませんが、正直にお伝えしておきます。
- macOS 12.3 以降(目安)
- Apple Silicon Mac / Intel Mac 両対応の universal ビルド
- ★Apple Siliconでの動作は実機確認済みです。Intel Macでの動作は、手元にIntel Macが無いため実機での確認はできていません★
- iPadOS 26.6 で動作確認しています(iPad mini 第6世代)
「MacとiPadでSidecarが使えれば、使えます。」
たてモニ.appを開くと、メニューバーにアイコンが出ます- iPadとSidecarで接続します(横向きのまま)
- メニューバーのアイコンをクリックし、「縦・ホームボタンが上」または「縦・ホームボタンが下」を選びます
- 初回だけ「画面収録」の許可を聞かれるので、許可してください
- iPadの画面が縦向きになります
メニューの「マウスは iPadの ◯ から入る」で、Macの画面からiPadへマウスカーソルが移動する方向(上下左右のどこから)を選べます。初期値は「左から」です。
メニューから「横(そのまま)」を選ぶと、通常のSidecar表示に戻ります。
「Appleで確認済みの開発元ではないため開けません」「壊れているため開けません」といった警告が出ることがあります。
このアプリは個人開発のため、Appleの公証(Notarization、年間約$99の登録が必要な仕組み)を受けていません。そのため、ダウンロードした実行ファイルに毎回この警告が出ます。
ウイルスではありません。
対処方法(どちらか):
たてモニ.appを 右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)→「開く」 を選ぶ- それでも開けない場合は システム設定 → プライバシーとセキュリティ を開き、一番下に出ている「このまま開く」ボタンを押す
DisplayLinkなど他の拡張ディスプレイアプリと同時に使うと、正しく表示されないことがあります(モニターの接続台数が多いときに起こりやすいです)。
うまく表示されないときは、次を入れ替えて試してみてください。
- モニターやiPadをつなぐ順番
- アプリを起動する順番
システム設定の「プライバシーとセキュリティ」→「画面収録」の一覧から「たてモニ」の行を「-」で一度消し、アプリを開き直して「縦」を選び直してください。
Q. 本当に無料ですか? 完全に無料です。MITライセンスで公開しているので、中身を見るのも、改造して使うのも自由です。
Q. ウイルスではありませんか? ウイルスではありません。Appleの公証を受けていないために警告が出るだけで、ソースコードはすべて公開しています。
Q. Sidecarの画面が縦にならないのはAppleの不具合ですか? 不具合ではなく、Sidecarにもともと画面を縦にする機能がないためです。
Q. Windows / iPhone / Android 版はありますか? Mac版のみです。申し訳ありません。
Q. iPadを指で触っても反応しません 仕組み上の制限です。マウスやトラックパッドは今までどおり使えます。
- システム設定のディスプレイ一覧に、画面が1つ多く見えます(仕組み上)
- iPadを直接指で触っても反応しません(映像を貼っているだけのため)
- 内蔵ディスプレイの無いMac(Mac mini / Mac Studio / Mac Pro)向けの対策は入れてありますが、そういう環境が手元に無いため ★実機での確認はできていません★
- 日本語のみです(多言語化の予定は今のところありません)
- Windows / iPhone / Android 版はありません
うまく動かない、こうしてほしい等があれば、この GitHub ページの「Issues」(画面上部)から新しく起票してください。Macの機種・macOSのバージョン・iPadの機種を書いていただけると助かります。
ここから下は、tatemoni.app をダウンロードして使うだけの方は読む必要がありません。
| ファイル | 役割 |
|---|---|
kururin_pa_app.swift |
メニューバーの表示・操作を担当(皮) |
kururin_pa_daemon.swift |
仮想ディスプレイ・映像処理を担当(中身) |
6_アプリを作る.command |
ビルド用スクリプト |
AppIcon.icns |
アプリアイコン |
- 上の4ファイルを同じフォルダに置きます
6_アプリを作る.commandをダブルクリックします(初回は「開発元を確認できません」という警告が出ることがあります。.commandファイルを右クリック →「開く」を選んでください)- ビルドが終わると、同じフォルダに
たてモニ.appができます
- ScreenCaptureKit で仮想ディスプレイを撮影し、90度回転させて iPad の上に窓として重ねる方式です(画面そのものは回転させていません)
- 「皮(メニュー・UI)」と「中身(デーモン・映像処理)」の2プロセス構成です
- 心臓の鼓動(heartbeatファイル)による相互監視で、片方が異常終了したらもう片方も後を追って終了する仕組みを入れています
MIT License です。詳しくは LICENSE を見てください。自由に使う・改変する・配る、すべて可能です。
アプリ名の表記ゆれ: たてモニ / たてもに / タテモニ / 縦モニ / 縦もに / tatemoni
関連する言葉: Sidecar 縦 / サイドカー 縦 / Sidecar 縦向き / Sidecar 画面 回転 / iPad 縦 サブモニター / iPad 縦 サブディスプレイ / iPad 縦置き モニター / iPad 縦画面 Mac / Mac 外部ディスプレイ iPad 縦 / iPad デュアルディスプレイ 縦 / Mac サブディスプレイ 無料 アプリ / ipad vertical monitor mac / sidecar ipad portrait / rotate sidecar display